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トライアスロン 松田選手 アイアンマン・ケアンズ参戦報告
■トライアスロン 松田選手 アイアンマン・ケアンズ参戦報告
株式会社ダイサンは、2017年2月より、当社社員である松田 薫(まつだ かおる)選手のトライアスロン競技についての活動支援のためスポンサー契約を締結しています。
松田選手は大阪府トライアスロン協会からエリート推薦を受けています。
※エリート:トップ選手の呼称。一般選手と区別して競技をスタートすることも多い。
2019年6月9日、オーストラリアケアンズにて開催されたアイアンマンレースに参加してきました。
※アイアンマン・ケアンズ:オーストラリアケアンズで開催される、スイム3.8km、バイク180km、ラン42.2kmのレース。
【参戦報告】参戦報告
2019年6月6日にオーストラリアに到着。今大会は初参加で下調べはしたものの…。私が宿を取った場所はトリニティービーチで、空港からは20キロ程度。結局タクシーで移動し、50ドルも取られてびっくり!何とか到着しましたが、選手受付は25キロほど南下したケアンズ市内!宿泊場所をミスチョイス…、やってしまいました(笑)。
7日、朝スイムをしようとビーチへ行ってみると凄い波…。日本なら遊泳禁止のレベルですがこちらの感覚では通常レベル。目標のブイも見えたり見えなかったり。当日少しでも波が納まることを祈るだけです。
その後、食事を自炊しようとスーパーマーケットに買出しにいきました。海が近いので、魚や海産物が豊富かと思いきや、どこにも見当たりません。牡蠣が美味しいと聞いていたのに残念…。気分を変えて肉に変更と…。日本のようなスライスされた肉のパックは無く…。結局、ハムやベーコンとパン、パスタを食べることに…。
レース前日の8日は、バイクフィニッシュ・ランスタート地点のケアンズのメイン会場にランギィアバックの預託、スイムスタート地点のパームコーブにバイク預託などちょっと忙しい1日。バイクは8キロほど自走してメカ調整などのチェック。路面の状態も見ながらの走行。そしてスイム会場の波の状態…サーファーがとても喜ぶ感じ(笑)トランジットエリアから導線チェックなど一通りイメージして終了。
レース当日の9日は、朝4時に起床。食事を済ませて予約したタクシーでレース会場に
移動。まだ辺りは暗闇で、ライトの灯りでスタートの準備。7時45分のスタート時刻にあわせて最終チェック!特にトイレは重要!準備が整い、スタート地点のビーチへ!
軽いウォームアップを済ませ、列に並び時間を待ちます。10分前にエリート男子スタート、続いて1分後に女子。そしてエイジグループがスタート!
前の方からスタート!波は高い…けどそんなことはみんな同じ!ブイは確認できるのでラインはそれなりに泳げていたはず…。2.5キロほど泳いでから左足下部や右肩甲骨付近が攣ってかなり痛みが…。スイムアップ時点では指先まで攣る始末…。なんでだろ~なんでだろ~?やはり水分補給不足?全身痙攣しながらバイクスタート!
「こんなレースはしたくない」と準備をしてきたはずが…と思いながらも前を見てバイクを走らせる。しかし40キロも行かないうちに左膝裏から下部にかけて痙攣、しかもかなり痛みもあり、まともにペダルが踏めない状態…。水分補給やエネルギー補給をしても改善されず1度バイクから降りてストレッチなどして小休止…。
ゴールはしなくては…、その思いとは逆に体の状態は回復せず。なんとか40キロ自走で80キロポイントまで行ったところで気持ちが切れてしまいリタイヤを決断…。
昨年からメインのレースでまともに自分の力を出せず、かなりのストレス状態。何とか脱出したい…。
沢山の応援を頂き、応えるべく日々の練習そしてレースに向き合ってきましたが結果を出せていません。しかし僕自身は諦めていません。どうか長い目で見守って頂ければ幸いかと思います。このトンネルはいつか明るい未来に続くと確信して、今出来ることに邁進していきます。応援宜しくお願いします。
前日開催のアイアンKIDSのレースの様子です。
(松田 薫)